新たな危機を呼び込む日米ガイドライン

今日の日米首脳会談では、新たな日米防衛協力の指針、ガイドラインについて、日米同盟の抑止力を強化し、アジア太平洋地域やそのほかの地域の安定に日本とアメリカがより緊密な形で取り組むことが合意されたと報じられている。それを裏付けるかたちで国内ではこれまでの周辺緊急事態から一挙に地域枠を外し、日本の存立の深刻な脅威となる事態、すなわち同盟国アメリカへの攻撃に対しても自衛隊が派遣出来るように国内の法整備をすすめることが与党内で合意されたと聞く。このような甚だ重大な事態が国民的な議論がないまま日米間で、与党間で合意されていくことに恐ろしさを感じざるを得ない。日本が再び、忌まわしい世界的規模の戦争に巻き込まれる危険性の中に身をさらすことになる。世界各地で起こる偶発的な衝突さえも大きな戦争に拡大する危険性がさらに高まってくる。安倍政権のこのような暴走に限りなく危惧をしている。