秋本番

先週から一挙に暖房が欲しいほどまでに気温が低下し、はや晩秋の感すらある。お店には栗、リンゴ、ブドウ、里芋、地物キノコなど果物や野菜、それにサンマ、サケ(イクラ)などが一斉に並び始めた。
早速、早生系の岩手のリンゴ新品種さんさを買った。洗剤でよく洗って丸かじりで食した。シャキッとした食感と爽やかな食味で、つがるよりも美味しく感じ、このシーズンの楽しみがまた一つふえた。
今年はサンマの漁場の海水温が高く、近年にない不漁が伝えられている。それでも季節感を味わいたく二尾を購入した。庭にコンロを据えて炭火を起こし、焼き香りを楽しみながら堪能した。四季折々の味覚を楽し日本の食文化とそれを支える自然が未来永劫であることを願いつつ。
秋はまた運動するには最適の環境である。昨年から退職後の体力の維持と日々の達成感を得るため、登山、ウォーキング、ジョギング、室内自転車などその日の状況に合わせてアラカルトで始めた。なかでもジョギングは、ウォーキングに少し物足りなさを感じて始めたのだが、これが習慣性になりつつある。最初は5キロがやっとだったが、最近は10キロを1時間程度で走り切ることが出来るようになった。無謀とも思ったが、試すつもりでハーフマラソンに初挑戦し、なんとか2時間で完走できるまでになり、少し自信もついてきた。この年になっての第一の目標は、体力維持と糖尿病の予備軍にある血糖値を低下させることに置いてはいるものの、やり始めるとどうしてもタィムが気になってくるものである。昨日は気温も低く(13℃)、10キロのコースをベストタイムの54分で走ることができた。しかし、わずか2、3分の短縮とはいえ、足腰への負担は相当なもので、今日は脚全体に痛みが残った状態であり、スピードは程々にしなさいとの体からのメッセージと受け取らなければならない。