早池峰山に登った

35年ほど前に登ったことがある早池峰山に登ることができた。今朝、盛岡では放射冷却で初霜がおりたとのこと。晴天である。家事を済ませて、昨日計画した早池峰登山を実行すべくやや遅くなったが10時に出発。登山口の河原坊に11時30分に到着した。途中以前にはなかった早池峰ダムが建設され、大迫からの道路も様子がすっかり変っていた。
登頂開始11時40分、沢に沿ったり横切ったりして尾根筋に出たところで
小休止。今にも転がり落ちてくるのではないかと思われるほどに頭上に迫る巨岩、巨石を仰ぎつつ高度を稼ぐ。75標識の近くで2回目の小休止。ロープと鎖場があり慎重によじ登る。1時30分に頂上到達。周辺を一回りして昼食。時々雲が通過するものの北には遥か葛巻風力発電所、北西には岩手山、東は北上山塊、西は鶏頭山、南には薬師岳が見渡せる絶景を堪能して昼食。頂上周辺に登山者はなく途中で3人の下山者と会っただけであった。汗の蒸散で寒くなってきたので下山開始、登り以上に慎重を期して約80分かけて無事駐車場に帰着する。出発が遅かったので小田越コースから登ろうかとも思ったが、駐車スペースがあるか心配だったので、河原坊コースとしたが正解であった。登り下りとも予想よりも大幅に時間短縮できて余裕の登山ができた。日頃のジョギングや水中ウォーキングの鍛練の成果を実感できた登山であった。駐車場からの紅葉が美しく写真を撮る。河原坊からの登山コースは、高度差900mながら距離が3㎞足らずの急峻さと巨岩の迫力が魅力の一つであろう。その上、登山コースにゴミ一つ落ちていなかったことも登山者、管理関係者の努力の賜物と感謝しつつ、次回は早池峰高山植物が楽しめる時期に再度、登れることを思いつつ河原坊を後にした。