宇宙からの脅威

今日正午頃、ロシアのチェリャビンスク市近辺に隕石が落下し、その衝撃波による破壊で700人以上が重軽傷を負ったという。1906年シベリア上空で大爆発を起こして半径20キロの森林が吹き飛ばされたことは知っていたが、今回のような大事故が起こったのは有史以来初めてとのこと。僅か数mの隕石であろうとの解説であるが、それにしても明日未明には45mもある小惑星が地球に最接近する日であるだけに地球に降りかかる災難が俄かに現実のものとなったことに驚いている。近年50m以上の隕石は、探査が進められその危険性が予知できるとされているが、それ以下のものは観測できないとのこと。今回のような事故は確率的には極く低いと思われるが、大地震、大津波による原発事故が想定外で片付けられないことと同様に、自然の脅威に関しては時に人災を伴って何が起こっても不思議ではないことを物語っている。