冷夏

北海道から関東まで太平洋側を中心に極端な日照不足と低温が続いている。このまま一週間もすると農作物は深刻な打撃を受けるだろう。ほぼ十五年に一度はやませという冷害に見舞われるが、どうやら今年はその年に足りそうだ。盛岡は内陸で太平洋側ほど極端ではないが、それでも日照時間は例年の夏の40%、宮古ではわずか2%、真夏日になった日は数日しかない。三十年前の冷害は、岩手県では大凶作となり、お米が手に入らなくなって、秋田まで買い出しに行ったことを思い出す。今年は6、7月が暑い日もあったので、それほどにはならないとは思うが、農家の方は心配なことだろう。早く天候の回復することを願うのみである。