野良猫が子猫のお披露目

数日前から時折、甲高くてか細い猫の声が聞こえるように思っていたところ、今朝にはいつも見かける野良猫が二匹の子猫を従えて庭の片隅に現れた。灰色系のとても小さな子猫でミャーミャーと親に寄り添いながらも啼いている。
きっと隣りの空家の物置したで生まれたのだろう。少し近ずくと親猫はさっと隠れ、やや遅れて子猫も啼きながら姿を消した。飼い猫ならばお披露目というところだろうが、野良にとってはたまたまの散歩が見つかってしまっただけであろうが、人の反応を見てだんだんと大胆に行動するようになっていくことだろう。そういえば、つい6月頃にも同じ猫が一匹の子猫をつれていたので、今年二回目の出産ではないのかな。あの子猫はその後どうしたのだろうか。いつの間にか見かけなくなったと思ったら、突然の今度の2匹の子猫である。野良猫の身で子育てはなんと大変なことよと同情もするが、この立て込んだ団地で野良猫が殖えるのは甚だ迷惑なことなので見て見ぬふりおするより仕方がない。野良猫に餌を与えないのが基本の対処であるのだが、この野良猫はもとは家猫であったのか人慣れしていて近所の住人から餌を頂戴している姿を時折見かけている。一時の可愛さで餌を与えるのだろうが、生まれてくる子猫のことまで繋がることを考えて自重してほしいものである。