この一年

この一年、これといった病にも罹らず元気に過ごせたことは何よりであった。
左耳の突発性難聴もあまり気にならなくなり、脳解離性動脈瘤の方もその後の何回かのMRI検査を受け、ほぼ心配するほどの状態ではないようだ。これからの独居生活にとって健康で動けることが必須となるので、食事や運動など健康管理をさらに心がけたい。末の孫もこの春には小学生になり、あと一年余りでイクジイからも解放されるとそれからが本当の老後のスタートになるので、あれこれ思い描いて心づもりをしているが、どれほどのことが出来るものやら。
ところで世の中この一年、アベノミックスとやらが喧しく、衆議院選も与党の大勝で暮れていく。景気対策に終始する選挙戦に持ち込まれ、原発再稼働、集団的自衛権容認などの論点ははぐらかされてしまい、結果として安倍総理の独壇場と化してしまった。中国・韓国との関係は相変わらず冷え込んだままである。世界ではシリア、ウクライナパレスチナなどで戦火が上がり、イスラム国の暴挙や連日のように各地でイスラム過激派のテロが繰り返されている。
そんな中で、日本の三人の科学者が青色LDEの開発でノーベル賞を受賞されたことは嬉しいニュースの一つであった。しかし、STAP細胞の否定は誠に残念であり、一女性の言動にふりまわされたことは残念至極である。